真面目な友人の他に、不真面目な友人もいた。
お父さんが警察だったからと言って、子供が真面目ということはない。
その友人は、成績が伸びず高校２年頃から脱落。
最終的に受験に失敗したようで、数年後に、大都市の繁華街で偶然再会。
服装から、餃子チェーン店で店長を任されているようであった。
先週夜逃げしたばかりで追われている身であり、危ない世界に足を半分突っ込んでいると話していた。
話のついでに、家庭教師の後釜を頼まれ、メモを渡され引き受けた。
シングルマザーのご家庭で、小六の不登校気味の女の子だった。性格の良い子だったが、親のことなど悩みがあるようだった。
その同級生、今頃は少し改心し、ちょい悪刑事になっているか、そうでなければ、今流行りの陰謀論的アプローチのYutuberになっているかもしれないと思いつつあるところである。
