小学2年生まで、ブランコが置いてある場所で遊んだ。
小学3年生くらいのときだったと思う。
道路を挟んで、向かいに公園ができた。
ブランコ、スベリ台、鉄棒、シーソー、砂場、グランド、水飲み場、トイレが配置され
それらすべてと日が暮れるまで遊んだ時代が続いた。
やがて、公園にフェンスが付けられ、
道路沿いに、プラタナスが植えられ、
やがて西日を遮るまでに成長
しまいに大木となった。
公園で遊んだのは私だけではない。
母と子が遊んだ時代もあった。
公園は
半世紀近く
笑顔が絶えたことがなかった。
今年になり、遊具が
見たこともない色に塗り替えられた。
小さい頃の色はそんな色ではなかった。
近所に子供がいないせいなのか
けばけばしい色の遊具のせいで寄り付かなくなったのか
人気ない公園を眺めると
悲しくなってしまうのである。