遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

上智大学の想い出

受験はしなかったが、密かに上智大学に入学しようと思っていた。
理由は、都心にあるにもかかわらず、少人数の大学でで勉強しやすい環境であったことだ。
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夏に、上京した。受験の下見のためである。
当時の様子はこうなっている。
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(絵葉書の画像)
構内の守衛に、用件を伝えると、中に入ることができた。
噂で聞いていたとおり、都心にしては騒音がない。大学構内に寮があることに驚いた。それも一等地に。目の鼻の先に、迎賓館やホテル・ニューオータニがあることにも驚いた。
想い出は、それだけではない。
さて、この上京の旅、私は不思議な老人と隣合わせの席となった。
その老人は、ベレー帽を被り、眼鏡をかけていた。出発駅で、10人以上の人達から見送られ、発車する際、見送る人たちは万歳三唱した。
かなりの有名人と思われた。
その老人は、見送りの人達から、差し入れにもらった果物などを私に食べるように言い、私の上京の目的等を尋ね、あなたは修行の真っ最中にある、みたいなことを語った。老人からみて、悩み多き私は、そのように映るようであった。
ついでにその老人は、富士山麓、富士の宮に教団施設があるので、そこを訪問するように私に勧めた。このご老人、Wikipediaで確認できる風貌から谷口雅春か、五井昌久であるような気がしている。
滅多に会えない方に出会い、話をしたようだ。ちなみに、その25年後、仕事の関係で出会った道庁OBで五井氏の弟子である教団幹部から、入信の誘いを受けたこともある。
この時ほど、輪廻転生を意識したことはない。