遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

幼馴染の女の子と二度目に出逢った想い出

たった一度一緒に遊んだ幼馴染
と遊んだ翌週
私は熱を出し、病院にいくことになった。

初診の日はおそらく月曜日
経過を診るとのことで、二度目に外来に行った日
最初の出会いの日から数日後に
その幼馴染に
病院小児科の待合室で再会した

その女の子は、私より先に受付を済ませ
待合室の長椅子に座っていた
となりにお母さんがいた
髪はきれいに三つ編み
とてもかわいらしくみえた
その時代のかわいい女の子はみなそうだった

私は目の前に座っているその女の子の眼をみて
数日前に一緒に遊んだ女の子であることを確信
目で挨拶した
が、その事が、その女の子にとっては
とても都合が悪い出来事だったらしく
目の前にいる私を無視した

やがて名前が呼ばれ
その女の子とお母さんは診察室に入った

その日は、昭和35年12月13日(水)か14日(木)

おそらく

運命というものは
ともすれば同じ日を選ぶのでそう思うのだ