遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

外国旅行の想い出 上司の予言

時々であるが希望に満ちた時代の、外国旅行の事を想い出す

そこでは

石造りの建物が日の光を浴び
通りの並木が風にそよぎ
花が一面に咲き乱れ
小川はゆっくりと流れていた

そう いつもどおり

そんな場所で見る夜空は綺麗だった
夜空を眺め、自分は宇宙の中のちっぽけな塵のような存在であることを
思い知る

故郷で見た夏の夜空もそうだった
何もかも輝いて見えた

若い頃は、ちょっとしたことでいらいらした事が多かった

それを抑えることは難しかったが
かつての上司は
そんな私を見透かしたように
君が私の歳になって最も懐かしく思う時代は

この職場にて体験したことであると
はっきりと予言した

今、私は、その上司と同じ歳になり
その上司の予言に促されるように、かつて見たであろう風景を

こうして
探し求めている


すべては上司予言どおりとなった


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https://www.youtube.com/watch?v=fTnpVKwOUIY