遠い夜空のオリオン

私ともう一人が知る、淡い想い出を綴る、私家版郷土史

捨てるべき恋

数十年前の事になるが、捨てるべき恋を捨てず
そのまま引きずってしまったことがその後の人生において尾を引いている

捨てるべき恋とは
双方に何も生まず
自分が疲弊するだけの結果に終わる恋の事である

彼女はいつもマイペース
決して心を開くことはない
私だけ疲れ果てる
気が付いた時はボロボロ
そして彼女は何度も心変わりする

彼女は自分がそうして欲しくない時に
そうして欲しくない事を
繰り返した

人生の節目、何事もなく過ごしたい時期
最も大切な瞬間に
その人は、そうするのである

私に残されたこと
それは、苦しくてもその恋を捨てることだった