カトリック教会附属の幼稚園のことを書きたい。
私は、この幼稚園に通ったことはない。
母に手を引かれ、カトリック教会附属の幼稚園の前を何度か通り過ぎただけだが、決して忘れることはない。
その理由は
この幼稚園から出てくる同じ年くらいの女の子を何人か見かけ、
その女の子を見つめると
たった一度遊んだ幼馴染ではないかと
子供心に何度も思ったからであった。
幼稚園舎から出てくる、女の子の姿を見つけると、つい、その目をみてしまうのでああった。
それゆえ、今もこの通りを通ると、幼稚園舎の玄関をみてしまうのが習慣となってしまった。
その後、４０年くらい経過し、園舎は改築され、今の姿になった。
司教館のみ昔とほぼ同じで、他の建物だけ一新した。
昔は、駐車場は今ほど広くはなく、玄関は、小学校みたいな観音開きだったようだ。
今は、ひと気ない幼稚園となってしまったが、当時は、園児は百人はいたのではないかと記憶している。
それにしても時の経つのは早いものだ。
