遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

「雪」 三好達治

今週、旭川は氷点下の日があったようだ。と思ったら、今日は雨のようだ。

http://www.stv.ne.jp/webcam/asahikawa/index.html

旭川では、寒い冬の夜、雪は音をたてず、しんしんと降り積もる。
他の街ではそうはならない。
ビュービューと鳴る風の音が聞こえるのは普通で、雷が落ちたりすることもある。

とにかく、旭川の雪は静かに、降り、積もった。

その様子を、もっとも端的に表現したのが、三好達治という詩人の「雪」という詩だと思う。

この詩については、中学か高校の国語の授業で取り上げられた詩なので、説明するまでもないが、
しんしんと降り積もる雪を子供の安らかな寝顔に重ね併せて表現した、雪をテーマとする名詩である。


雪   三好達治

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

二郎を眠らせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。