「旭川自分史ノート」という本を購入した。
生まれた年の頁を開いてみた。予想もしないことが起きていた。
小学校卒業した年の頁を開いてみた。買い物公園の歩行者天国実験が始まっていた。
高校卒業した年の頁を開いてみた。駅前に新しいデパートがお目見えしていた。
今になって思えば、そういう経緯だったのかと、思う事ばかりである。
巻末に索引もある。ただ、字が小さすぎて読むのが大変だ。
この本を購入した直後、偶然、入手した、古新聞の包みの中に、その昔、通ったことがある、喫茶店「ちろる」の前の店主の写真を発見した。喫茶店「ちろる」の店主が、旭川自分史の本と同じ出版社から詩集を出していたことを知った。
詩人§下村保太郎素描
+旭川茶房の歴史異聞―聖地巡礼― 北 けんじ
http://aiwaprint.jp/
「下村保太郎展(しもむら・やすたろう)」http://www.nhk.or.jp/asahikawa-blog/2000/2013/07/
いい店だった。大人の雰囲気の店だった「氷点」という、テレビドラマ化された小説の舞台となった店だったそうだ。
コーヒーが旨く、店内のソファ、チエアのデザインが凝っていて、店の奥にあった、中庭は、ヨーロッパの古都、ウイーンのドナウ川河畔の雰囲気をほうふつとさせるものがあった。
待ち合わせするなら絶対にここだと思った。
今度、旭川に行くことがあったら、喫茶店「ちろる」に寄ってみたいと思っている。
もうあの店主ではないが。