遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

恋のかたち

自分に正直な気持ちで
恋のかたちについて書いている

私は、最近亡くなった小説家、渡辺淳一氏ほどの恋愛の大家ではない
が、恋にはいろいろあることぐらいは知っている
たくさんの恋もした。

私の後悔は
肝心なときに、あの人の想いに
応えられる自分でなかったことに尽きる

私の前半生の悲劇は
自分の心の準備不足が招いたということになる

運命的出会いが招く恋
衝撃が導く恋
美貌に抗しがたい恋
性欲が優先する恋
予定された出会いがもたらす恋
いい人なのだがさっぱり気乗りしない恋
出来心、はしか
誘われて気づく恋

ここで書いている例は、男の視点からみた分類である

私は、用心深い方なので、相手に脈がないとわかれば、それ以上は深追いしない主義である
たとえ、相手に脈があるとわかっていても、その人との場合なら、こういう理由で別れることになるだろうと、その人の雰囲気、話しぶり、態度から、話をする前にわかってしまうのである。
信じてもらえないかもしれないが、ちょっとした素振り、何気ない一言で、自分のしている恋がどのタイプなのか、分析できてしまうのである

だから、破局に向かうくらいなら、しかるべき人に出会うまで何もしないことが正解だったようで、実際そのとおりになってしまった

知人のやさ男で、付き合って早々ぶっ壊れたと何度も自慢していた話を聞かされたことがあるが
互いに捨て台詞を吐き、喧嘩別れするくらいなら本当の恋とは言えないのではないかと思っていた

それゆえ、好きになった相手に対しては、ずっと好きでいたいと思っているし、実際、老けたオバサンになられている方もいるが、爽やかだった文学少女時代を思い出し、自分と結婚していたら、あんな風に老けさせただろうかという自負くらいはある

毎日毎日、綺麗だ、かわいい、美しい、素敵だ、爽やかだ、我が家の元ミスユニバース、とおだてる方法はあるだろうが、知恵を働かせうまいジョークを連発し、笑う機会を増やし顔の筋肉の張りを維持することだって考えられるだろう。


ただ、すべては、遠い昔のことばかりで
あの時代に、すべての出来事が集中するとは正直予想しなかったこと
そして
この曲を聴くと、切なかった、あの時代のことが蘇る

So Far Away  By Carole King  

 ttps://www.youtube.com/watch?v=UofYl3dataU