遠い夜空のオリオン

私ともう一人が知る、淡い想い出を綴る、私家版郷土史

恋の予感

恋らしきことを3年もしないでいると、恋がしたくなる時期がくる。

今度の相手は、水色の横縞のTシャツが似合う、文学部の才女だった。
スタイルも良く、聡明で芸術的な美しさが漂う人だった。

私は、久しぶりの恋だったので、のんびりと構えていた。彼女もどちらかと言うとあえて急いでいなかった感じだった。
その恋は、ある週末、スポーツを終え、昼食帰りの道で彼女とすれ違ったときに、突然、風が吹き慌てて首に巻いたバスタオルに手をやり、互いにニコっとしたところから始まった。

脈はあったのだ。