遠い夜空のオリオン

幼馴染との淡い想い出を綴る私家版郷土史

軍都の面影 門柱付き建築物

旧第七師団施設の建築物のほとんどが解体され、一部は北鎮記念館敷地に移設された。

春光町には今も旧第七師団官舎施設と思われるものが少なからず点在。
民家としてひっそりと残っている。

門柱は将校官舎だった証左である。

 

・春光6区

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・春光5区

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・春光2区

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以下のサイトには、軍都の経緯に関し、なるほどそうだったのかと思われることが書いてある。

軍都の面影
http://ron-asahikawa.la.coocan.jp/gunto/gunto_main.html

花を大切にする企業とひと

7月にしては暑い日が続いている。

 

地元で、社屋廻りの花壇に水をやる企業が二つある。北陸銀行旭川しんきんである。
どちらも、地場企業向け融資の他に、マイホームローン、マイカーローンを主力商品としている。北陸銀行は、開拓の時代から地縁で繋がっている。富山出身の農家も多い。

 

雨が降らない暑い日が続く昼下がり、支店長と思われる人が、放っておくとしおれてしまいそうな一年草に水をやっている。

 

じっと観察していると、ただ水をやっているのではないことに気がつく。我が子に話しかけるような、赤子を扱うような丁寧さであることだ。

一見何気ないしぐさなのだが、何年も続けているように見える。

 

銀行と花、組み合わせとして似つかわしくはない。融資先を簡単に生殺与奪できる立場でありながら、これから訪問しようとする顧客を安心させようとしているような雰囲気がある。

 

かつて、旭川には半世紀以上、人の形をしたプランターに、毎年のように花を植えている家があった。小さい頃、病院に通う道すがら、不思議な形の白いプランターにある花を見るのが楽しみだった。
しかし、今年は軒先に花がない。最近まで雪割していたご高齢のご主人の姿を昨日のことのように思い出すのである。

 

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人の形をした、白いプランターは木の陰になって見えません。撮影は6月

 

埋もれつつある郷土史家たち

新たな視点での郷土史本が発刊され始めた中、主に昭和の時代に活躍された四人の郷土史家を紹介する。

 

・示村貞夫氏
第七師団に関しては、示村貞夫氏の本が唯一存在。経歴は、戦中は第七師団の教官、戦後は市職員だったそうだ。

 

・大塚一美氏
元警察官のアイヌ史家。カメラマン。当時のアイヌたちのホンネを探り、後世に残そうとした方だったように思う。

 

・村上久吉氏
1970年頃の郷土史の大家。異色の高校国語教師。郷土史本のほとんどのルーツはこの方の本にある。字源の本、詩吟と関連づけた漢文の本もある。どちらもマニアックで面白い。

 

三人とも現役時代のお住まいは春光町。三人とも知り合いだった可能性がある。

 

これとは別に、建築史の視点から掘り下げた、川島洋一氏がいた。

「ふ・る・さ・と 旭川の建物」は建築図面付きの解説が読める名著と思う。

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駆け引き好きな女の子の想い出

恋愛サイトの恋の駆け引き談義を偶然読み、思い出した女の子がいた。

 


『恋の駆け引き』婚活ではほどほどに…
https://www.ibjapan.com/area/miyagi/05830/blog/4161/

絶対にやっちゃダメ! 実は逆効果な「恋の駆け引き」パターン4つ
https://googirl.jp/renai/200218007/

 


その女の子は、天邪鬼なところがあり、無意識に駆け引きをしてしまうところがあった。

 

本心を知られたくないためである。

 

しかし、何気ない仕草から彼女の気持ちに気がついていた。
本人は知られたくないと思っていても。

 

そこに、心のギャップが生じ、おきてはいけない行き違いが始まる。

一回目は私が我慢した。
二回目はなかったことにしようと思った。
そして、三回目。
私は面倒臭くなった。

 

彼女は心の扉に何重にも鍵をかけ続け、私だけが疲れてしまい
ハッピーエンドとなるべき恋を捨てざるを得ない
悩みに直面したのだった。